| 1 | 資料の収集については、購入を原則とするが、自費出版物や市民よりの寄贈も活用するものとする。ただし、寄贈は図書のみとする。 |
| | (一般資料収集) |
| 2 | 一般資料収集基準は次のとおりとする。 |
| | (1) | 利用度が高いと予想できるタイトルを選択する。ただし、漫画はこの範囲でない。 |
| | (2) | 重点的分野を設け選択する |
| | | 1) | 郷土関係資料 |
| | | 2) | 地方自治体資料 |
| | (3) | 利用者の購入希望を参考にして選択する。 |
| | (4) | 基本図書として辞書、百科辞典、年鑑、統計、人名・地名辞典、地図図鑑、書誌類等の参考図書を含めたものを選択する。 |
| | (5) | 内容・著者・出版社・印刷製本・形態・価格についてふさわしいか、どうか吟味し選択する。 |
| | (6) | 同一資料は、一冊を原則とするが、利用度の高いものについては、それに応えるため二冊以上選択することができる。ただし、一時的に話題性が強い資料については、将来の複本処理を考慮して、選定段階で調整する。 |
| | (参考部門基準) |
| 3 | 参考部門選択基準は、次のとおりとする。 |
| | (1) | 編者・執筆者が、その分野に適任者であるか。 |
| | (2) | 出版社が良心的で権威があるか。 |
| | (3) | 改訂版については、改訂の程度はどうか。 |
| | (4) | 内容の正確さ、範囲、程度はどうか。 |
| | (5) | 索引・参照・参考文献がついているか。 |
| | (6) | 造本の堅ろう性はどうか。 |
| | (7) | 類書と比較検討のうえ選択する。 |
| | (8) | 極めて専門的な資料で、利用者が極少数者に限られる高価本は慎重に選択する。 |
| | (青少年部門収集基準) |
| 4 | 青少年部門選択基準は次のとおりとする。 |
| | (1) | 児童・生徒の、知的で情熱的な経験を広げることができるか。 |
| | (2) | 明確で簡潔に書かれ、児童・生徒の想像力に訴えることができるか。 |
| | (3) | 生活や娯楽、教養のための情報を主題とした図書を幅広く選択する。 |
| | (4) | 深い感銘を与え、読みつがれた本、現代を生きる子どもたちに支持されている本、大人や教師が薦めたい本等を収集する。 |
| | (5) | 知識本(哲学・歴史・科学・伝記等)は内容が正確であり、表現が適切であるものを収集する。 |
| | (幼児部門) |
| 5 | 幼児部門選択基準は次のとおりとする。 |
| | (1) | 絵本の絵は、特に強く印象に残るもので美しいもの、文は心地よいリズムを持ち、場面から場面へ自然かつ効果的に流れているものを、そして文と絵が互いに溶け合って、相乗効果のあるものを選択する。 |
| | (2) | 絵本は、子どもの興味、能力、知識に合っているものを選択する。 |
| | (3) | 構成がわかりやすく、表現が具体的で、テーマのはっきりしたもの、登場人物が魅力的であるもの、幼見性に根ざした子どもの論理で描かれたものを選択する。 |
| | (4) | 民話、神話、伝説は再話が適切な表現を用いているものを選択する。 |
| | (5) | 知識絵本は、絵本としての楽しさ、科学としての正確さを備えたものを選択する。 |
| | (視聴覚資料部門) |
| 6 | 視聴覚資料部門選択基準は次のとおりとする。 |
| | (1) | ビデオテープ・DVDは著作権処理されているものから選択し、劇場公開後、原則として3年を経過したものを選択する。 |
| | (2) | 趣味、教養を高める内容のものを選択する。 |
| | (3) | CDは、クラシック、民族音楽を中心に代表的指揮者・作曲者・演奏者の作品を収集する。 |