山口県長門市三隅出身で、近代日本洋画界に偉大な足跡を残した香月泰男画伯は今年、生誕100年を迎えます。香月画伯は「ここが〈私の〉地球だ」と言ってふるさと三隅をこよなく愛し、郷里を離れることなく創作活動に情熱を燃やし続けました。そんな香月画伯が余技と称し、ブリキの板や木材などの廃材で作った「おもちゃ」があります。このたび生誕100年を記念し、廃材を使用した「おもちゃ」のコンクールを実施します。
募集作品
募集期間
応募資格
応募条件
・材料は、廃材等を使用してください。 (例えば、ブリキの板、木切れ、ペットボトルのキャップ、古釘など)・応募作品は、自作で未発表作品に限ります。・香月画伯のおもちゃや著作権のあるキャラクターなどに類似した作品は、応募不可 とします。・応募は一人1点とし、出品料は無料とします。・郵送料等の応募にかかる費用は、応募者の負担となります。
応募方法
応募用紙に必要事項をご記入の上、作品に添付し、長門市役所三隅支所へ持参又は郵送してください。 →応募用紙ダウンロード
審 査 員
審査員長 竹内 浩一(京都府在住、日本画家)審査員 真賀里文子(東京都在住、アニメーション映像作家)審査員 木本 信昭(山口市在住、元下関市立美術館副館長)
作品展示
注意事項
お問合せ
香月先生は冬になると、廃材の木切れや、銅版片、そして、ハリガネ、古釘をつかい、おもちゃを作って楽しまれました。いまにも動きだしそうな楽隊の人形たち。ブリキでこしらえたキリスト。無邪気な表情の、羊やシマウマ。どれもユーモアにあふれながら哀愁を秘めています。 今年は香月先生が誕生されて100年になります。 この度、生誕100年を記念して「 おもちゃコンクール 」を企画され、全国に公募したところ、416点の、おもちゃが寄せられました。 何れのおもちゃも、小学生、中学生を問わず、楽しく工夫してつくっている姿が浮かんできました。こころのこもったおもちゃによしあしを決めることはできませんが、その中でも目を引いたおもちゃを、数十点選びだしました。受賞されたおもちゃの感想をまとめてみました。 香月泰男大賞を受賞した、池信宏哉君の「野球をしている自分」は、太い針金で体の骨格をつくり、頭は松ぼっくり、野球帽は細いハリガネで編み、赤いコーラ缶と白いジュース缶でユニホームをつくり、バントをする少年の表情に、軽やかなリズムをもたせながら魅力あふれる、おもちゃに仕上げています。全体の色合いもよく、造形力に優れ、芸術性の豊かさを感じました。 長門市長賞を受賞した、市岡 学君の「フェンシング」は、フェンシングのイメージからか、車の廃材でつくられています。光沢のある金属筒を体に置きかえ、小さな金属棒を手に代用して、剣をかざす右手、左手は後ろに曲げ、フェンシングの表情を巧みにとらえています。微笑ましさと、シャープさがなんとも魅力的です。造形作品としても秀逸です。 優秀賞の松岡琳子さんの「いきる」には、こんなメッセージがこめられていました。「食べる事は生きる事、生きる事は命をつなぐ事、このおもちゃを通して命について考えてもらいたい。」流木をワニにみたて、木ねじを歯にかえ、開けた真っ赤な口には小動物をくわえています。ワニのおもちゃを通して、人間の節度をうながすメッセージがこめられています。 優秀賞、岩本 宗君の「ラブカ」も面白い作品です。流木をつかい、深海魚の神秘性を楽しくとらえ、作者の創造力がよろこびになっています。魚の背には小さな貝を貼り付け、尾はボール紙に絵の具を塗り表情をだしています。少し怪しげな雰囲気がほほえましい作品です。 同じく、優秀賞を受賞した、小田直美さんの「くつろぐ人」は、いろんな流木の木片をつかい、組み合わせながら何とも言えないオブジェになっています。忙しく働いている人の、ちょっとした休息の空間を再現しています。テレビを見てくつろぐ様子が、流木でつくられていて楽しい作品です。 優秀賞、木原夏美さんの「私がとったちょうちょ」は、カラフルな色彩で大胆につくられています。羽根は発泡スチロールを切り抜き、黄色を全面に塗り、胴はスチール缶に群青色が塗られており、こんな蝶が空を飛んだら、どんなに愉快か想像させてくれます。ちょうちょうのヒゲが針金で曲げてつくられ、作品のリズム感が大きくなっています。 優秀賞、山中彩華さんの「ピアノをがんばっている自分」は、ピアノを弾ける彩華さんならではの発想でしょうか。廃材の銅版片を、ザングリ組み合わせ、造形ゆたかに、グランドピアノを再現しています。かさなった銅版の色合いが統一性となって、現代の彫刻を想わせます。鍵盤をたたく彩華さんの表情から音のしらべが聴こえてきました。 応募された全員のおもちゃにそれぞれの感想をもちましたが、きっと、おもちゃをつくる楽しさを味わっていただいたことと思います。 香月先生がつくられた、おもちゃと、みなさんがつくられた、おもちゃたちが仲良くあそんでいるような感想をもちました。 2011年10月12日 香月泰男おもちゃコンクール 審査委員長 竹内 浩一
野球をしている自分
バントをするうでをまげるのを工夫した。
車のスクラップで作りました。
食べる事は生きる事、生きる事は命をつなぐ 事。このおもちゃを通して命について考えてもら いたい。
ガラガラ浜でとってきた流木や貝ガラ、石などで 作りました。見どころは口です。
羽の模様。
グランドピアノを作るのをがんばりました。
ふるさとの流木を拾い集めて、イメージをいろい ろふくらませながら作りました。忙しく働いてい る現代の人が好きなTVを見てリラックスしてい る様子です。
1位の子が「ヤッター!!」と両手を上げたとこ ろ。ワインについていたコルクと針金で作りまし た。
クジラが気持ち良さそうに泳いでいる所を表現し てみました。
いらなくなったふくや、アイスのぼう、ペットボト ルなどで作りました。
きょうりゅうの長いシッポ、今にも動き出しそうな 感じでしょう!
はりの1本1本をあらわせるようにつまようじをつ かいました。
はりがねをねじるところです。
海でひろったお宝などで作りました。おいしい水 とおいしい空気のある森にはサル、ぞう、鳥がく らしている。
古しんぶんをまるめてのりの中にひたしてフライのようにつくりました。おがくずでつくりました。
黄波戸の海にイルカの親子が泳いでました。目の前でイルカのショーでした。
今にも空を飛んでいきそうな羽を工夫して作って みました。
ジュースのあきかんを5つくっつけました。
メモ帳につかってあったはりがねと木とくぎとひ もをつかって動くおもちゃを作りました。頭をおす と動きます。むずかしかったところは、体をつくる のがむずかしかった。
どんぐりのおうち、おふろもあってとってもかわい くできました。
カッターでゾウの形に切りぬくのがむずかし かった。
一生懸命走っているところ(障害物競走)
つり糸をろうそくであぶって丸くしたことや、いか の頭を三角にじょうずに
羽がむずかしかったです。
せいざをして書いているところです。
うでや足のかん節を工夫した。
自分がバレーボールをとる所を作りました。
かわいいハリネズミがクルクル回ります。 楽しいですよ。
いろんな色のとんぼを作ったところです。
主に、余った針金で作り、いらない板にはり ました。
固い鉄を使ってふわふわのくまを作りました。 鉄の切子を丸めて、くまの形にしました。