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列車事故に備えて

ページID:0003302 更新日:2016年2月19日更新 印刷ページ表示
通行人が踏切内の自動車に気付き、列車に停止の合図を送る

通行人が踏切内の自動車に気付き、列車に停止の合図を送る
事故発生後、長門警察署と長門市消防本部へ出動を要請
自動車の運転手を救助
煙が充満した列車から乗客を避難させる
避難後は、消防本部と長門総合病院により「トリアージ」を実施

2月19日(金曜日)、長門三隅駅~長門市駅間にある中山第1踏切で、西日本旅客鉄道株式会社広島支社長門鉄道部と関係機関による、列車事故に対する合同訓練が行われ、約80人が参加しました。

この訓練は、「安全考動計画2017」に基づき「安全を最優先する企業風土の構築」に取り組んでいる同社が、事故発生時の乗客の救助活動、警察・消防との連携強化などを目的に実施したものです。

訓練は、長門市駅行きの下り列車が、通行人の合図により中山第1踏切内に停止した自動車を発見、非常ブレーキを使用したものの衝突したという想定で始まりました。

自動車の運転手は衝撃により閉じ込められ意識がなく、列車の乗客は15人中10人が重軽傷を負う状況となったことで、指令から長門警察署と長門市消防本部へ出動が要請されました。現場に到着した警察署員・消防隊員は、運転手の救助に加え、列車の床下から発生した火災の消火、煙が充満した車内から乗客の避難誘導などを行いました。避難後は、消防本部と、山口DMAT(災害派遣医療チーム)として参加した長門総合病院の看護師が、負傷者の重症度に応じて治療の順序を決定する「トリアージ」を実施しました。

訓練を終えて、長門鉄道部の小林傳運輸科長は「万一の際には、関係機関と連携して早急な対応ができるように、訓練を通して協力体制を築いていければと思います」と話しました。