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美しい海と生態系を守ろう~海と日本プロジェクト~

ページID:0032145 更新日:2020年8月9日更新 印刷ページ表示
今年は多くのイベントが中止となるなか、参加した児童・生徒は喜びでいっぱい

今年は多くのイベントが中止となるなか、参加した児童・生徒は喜びでいっぱい
将来にわたって持続可能なしくみづくりの大切さを伝える
アクアポニックスは魚のふんやえさの食べ残しがあっても、循環のシステムにより水はきれいに保たれる
長州ながと水産からは、白石さんと安藤さんが養殖の仕組みを説明
出されたアイデアは付箋紙に書いて貼ることで視覚的にわかりやすく

 8月9日(日曜日)、大津緑洋高等学校生徒28名と市内小学生21名、地元水産加工業者の長州ながと水産が協力して、地元海産物を使った商品開発に挑む「Sea級グルメスタジアムin山口」が、大津緑洋高等学校大津校舎において行われました。

  これは、日本財団「海と日本プロジェクト」の一環で、小学生に地元の海の現状や課題、水産物の特色について理解し、関心を深めてもらうことを目的として、全国水産高等学校校長会、各エリアの高等学校、テレビ山口株式会社(Tys)などの放送局が一体となった海洋キッズスクール実行委員会により開催されるものです。

  まず大津緑洋高等学校の生徒は、参加した市内小学生に地元の海の現状とプラスチックゴミが海に与える影響などの課題を話し、海の食物連鎖が今後も継続していくことが大切であることを伝える授業を行いました。

 課題を解決する方法のひとつとして、大津緑洋高校では魚・微生物・植物の循環を人工的に作り出す装置であるアクアポニックスを設置しており、小学生が装置を見学し、高校生が仕組みについて、わかりやすく説明しました。

 その後、アクアポニックスの名称と長州ながと水産がトラフグや市内産のトマトを使用して開発した「コンフィ」の商品名称を決めるワークショップを行いました。グループ内でアイデアを付箋に書き出し、それらの意見からアクアポリックスや商品のイメージを固め、グループとしてのアイデアをまとめ、グループごとに発表しました。商品名称は各グループから出されたアイデアをもとに、今後企業内で決定する予定です。

 参加した深川小学校6年の宮本遙さんは、「今までしたことのない経験ができてうれしかった。今から決められる商品名称が、いろんな人に知れ渡っていければ光栄です。」と感想を話しました。

 今回の新製品は、日本財団が主催するインターネット上のマルシェにおいてPR・販売予定のほか、道の駅センザキッチンでも販売される予定です。