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7月10日(火曜日)、長門市物産観光センターで「やまぐちDMOフォーラムin長門」が開催され、観光関係者ら約40人が出席しました。
(一社)山口県観光連盟では、観光地経営の視点に立った観光地域づくりを進めるため昨年度より「やまぐちDMOフォーラム」を開催してきましたが、より市町や地域の具体的課題に寄り添ったフォーラムとするため、「地域フォーラム」を開催することとなり、その第1弾が長門市で開催されました。
フォーラムでは最初に「やまぐDMOの取組について」と題し、(一社)山口県観光連盟の上田英夫専務理事がやまぐちDMOツーリズム戦略の概要やマーケティング調査結果などを紹介。山口県の魅力を売り込んでいく中で、全国どこにでもある温泉やおいしい地元食、美しい景観などの観光素材を、ストーリー性などの付加価値をつけて発信し、競合他地域の差別化を図ることなどの取組を話しました。
続いて、(一社)長門市観光コンベンション協会とともに平成28年度からデジタルマーケティングに取り組んでいる株式会社デイアライブが「ながとデジタルマーケティングの展開」と題し、取組の結果を報告。国内外で多くのユーザーが利用しているFacebookの広告を活用した長門市の認知度拡大への取組では、2年間の広告配信の結果を年齢別や地域別に分析し、長門市のどの観光素材が観光客に影響を与えているのかを紹介しました。その結果をもとに今後の展開として、長門市の認知度拡大の取組を継続するとともに、コンテンツの充実などにも取り組む必要があることを訴えました。
この「やまぐちDMOフォーラムin長門」は7月17日(火曜日)の13時から同会場で開催される予定です。
※DMO(Destination Management/Marketing Organization)
地域の多様な関係者を巻き込みつつ、マーケティングによるデータの収集・分析に基づく戦略策定・プロモーション展開など、科学的経営メソッドを取り入れた、観光地域づくりを行うかじ取り役となる法人