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1月21日(日曜日)、大日比区で伝統のどんど焼きが行われました。
約200年前から行われているとの言い伝えがあるこのどんど焼きは、豊作・豊漁や無病息災などを願い、正月飾りや書き初めをどんどの火で燃やす祭りです。大日比区では毎年、孟宗竹や木材で組まれた基礎と大量のシダの葉を使って、地域住民が高さ約8mのどんどを組み上げています。
今年は地区内外から約100人が参加し、年男・年女が一斉にどんどに着火。一気に燃え上がったどんどは約3分後に倒れました。このどんどは、倒れた方向が山側か海側かによって、その年の豊作・豊漁が占えると言われ、今年は中間に倒れたことから豊作・豊漁の1年になると喜びの声が上がりました。
どんど焼きを終えて、大日比区の総代を務める中村優さんは「先週はシダ刈りを行い、昨日は約2時間半をかけてどんどの製作に取り組みました。今年は風もなく、恵まれた天候の中で行うことができて良かった。伝統あるどんど焼きを今後も続けていくことで、多くの人に大日比区を知ってもらい、親しみを持ってもらいたい」と話しました。