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平成30年は明治維新150年となることから、維新回天の礎を築いた村田清風と、幕末期に長州藩の舵取りをした周布政之助の業績を広く知ってもらおうと、このたび村田清風記念館が改装され、1月19日(金曜日)にリニューアルオープンを迎えました。
平成7年8月1日にオープンした同館は、今回が初めての改装。外観では肖像画を大きく使った看板が設置され、館内は油谷地区在住の漫画家・広中建次さんの漫画を取り入れ、村田清風と周布政之助に特化して活躍を紹介するレイアウトに一新されました。また、各種資料が年代順に並べ替えられたほか、小学生から歴史に詳しい来館者まで幅広く対応するため、3段階の説明文が作成されました。
この日の式典では、大西市長が「このたびのリニューアルでは、歴代館長をはじめ多くの方のご指導をいただきました。小学生から大人まで、ストーリー性を持って学べる構成となり、明治維新につながった二人の大きな役割を、ぜひ多くの人に知ってもらえればと思います」とあいさつ。その後、浅田小学校6年生の児童による清風作の漢詩「餐麦弓買(さんばくゆみをかう)」の朗唱や、三隅地区の生涯学習グループ「コールアミカ」による歌「偉人 村田清風」の合唱が行われました。
式典が終わると、中野和典館長による館内の説明が行われ、出席者は漫画を交えた展示パネルを見ながら、あらためて二人の功績に思いをはせていました。
村田清風記念館は、9時から17時まで開館(入館は16時30分まで)し、休館日は毎週火曜日(祝日の場合は開館・翌平日休館)です。入館料は一般・大学生が200円、小中高生が100円で、長門市民は住所を証明するものを提示すると、無料で入館することができます。