本文
11月8日(水曜日)、ラポールゆやで、高病原性鳥インフルエンザ防疫演習が行われました。
長門市と下関市、両市の農業協同組合で構成された西部家畜保健衛生推進協議会が主催するこの演習は、万が一高病原性鳥インフルエンザが発生した場合に備え、防疫作業手順を確認するために開催されたものです。この日は、養鶏農家や畜産関係団体など約150人が参加しました。
この日ははじめに、「宮崎県におけるHPAI(高病原性鳥インフルエンザ)発生と防疫対応」と題し、宮崎県宮崎家畜保健衛生所の谷口岳さんが講演を行いました。平成28年12月、平成29年1月と同県で発生した際の防疫措置を、発生地の地図や写真を交えて紹介。殺処分や埋却、消毒作業などの工程ごとに、従事者の事故や被害の拡大を防ぐためのポイントが示されました。
その後は、長門健康福祉センターから、人への感染防止対策や食鳥処理場での対応などが説明され、参加者は実際の現場が紹介された資料に目を通しながら、真剣な表情で聴いていました。
また、ロビーでは、防疫作業の手順や消毒ポイントの設置に関する展示が行われたほか、ウイルスを持ち込む可能性のあるネズミやタヌキなどの侵入を防ぐグッズも並べられ、参加者が説明を聞く姿も見られました。