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古文書から歴史を学ぶ

<外部リンク> 印刷用ページを表示する 掲載日:2017年2月19日更新
「くずし字」の特徴をつかみ、古文書を解読していく参加者

「くずし字」の特徴をつかみ、古文書を解読していく参加者
講師は元山口県文書館副館長の吉本一雄先生
市内外から約30人が参加した
今回は「諸事少々之控 寛政四年(毛利家文庫から)」をテキストとして使用
「書き手の背景や、くずしの癖などの理解が解読の手助けになる」と吉本先生

 2月19日(日曜日)、三隅農業者トレーニングセンターで「平成28年度古文書講座」が行われました。

 この講座は、村田清風や萩藩にまつわる古文書の解読を通して、地域の歴史・文化への理解を深めようと、村田清風記念館・三隅郷土文化研究会が毎年開催しているものです。今年度は、元山口県文書館副館長の吉本一雄先生が講師として招かれ、市内外から約30人が参加しました。

 今回は「萩藩の情報活動の一端を知る」をテーマに掲げ、毛利家文庫から、萩藩の記録の一部で役所間のやり取りなどを記録した「諸事少々之控(しょじしょうしょうのひかえ) 寛政四年」をテキストとして使用。この日解読された部分には、寛政四年に、肥前国島原(現在の長崎県)と肥後国(現在の熊本県)を襲った雲仙普賢岳の噴火や地震、津波による災害の一件が記されていました。

 吉本先生は「古文書にある『くずし字』に慣れるには、自分で書いてみるのが一番。商人や役人など書き手の背景を知るとともに、くずしの癖をつかんだり、へんやつくりのくずし方を理解することが解読の手助けになります」と話し、一文字ずつ読み進めていきました。参加者からは「くずし字に慣れていないので、解読は大変。それでも、古文書から当時の様子を知ることができて楽しいです」といった感想が聞かれました。

 今年度の講座は、この日を含む全3回の日程で行われ、引き続き同じテキストの解読を進めていくとのことです。