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萩焼深川窯の作品約300点が寄贈

<外部リンク> 印刷用ページを表示する 掲載日:2017年2月8日更新
寄贈された萩焼深川窯の作品の一部

寄贈された萩焼深川窯の作品の一部
萩焼深川窯は自分焼が認められていたのでデザインの自由度が高いと話す藤井文化財保護指導員
アワビやサザエを模した皿など山海の恵みをデザインした作品
江戸後期の作品とみられる「桃型菓子鉢」

 周南市の萩焼収集家から長門市へ作品の寄贈があり、2月8日(水曜日)、ながと歴史民俗資料室で寄贈作品の披露および説明が行われました。

 このたび寄贈されたのは大皿や小皿、茶碗、菓子器など萩焼深川窯の作品147種類、299品で、周南市在住の安堂繁美さんが60年以上コレクターとして収集した江戸時代から昭和時代にかけての作品です。寄贈した安堂さんは萩焼深川窯の作品を「山海を中心としたデザインに優れて、使いやすく丈夫で民衆に根ざした素晴らしい作品。鮫肌やトカゲ釉薬を使った日常生活に欠かせないもので、温もりがあり今の世でも通用するところが魅力のひとつ」と語っていますが、本人が高齢となったことから、1月31日に収集作品を市に寄贈されました。

 この日は寄贈作品の中から10点が披露され、藤井文則文化財保護指導員が寄贈者や寄贈作品の特徴、萩焼深川窯の歴史について紹介しました。寄贈された作品の一つ「桃型菓子鉢」は江戸後期につくられたと想定されるもので鮫肌の釉薬が特徴。箱書きには元は大寧寺に奉納されたものであったが、明治時代に市内の富豪の手に渡り、後に9代目の山口県知事である渡辺融氏も所有していた作品と書いてあり、江戸時代の萩焼深川窯の貴重な作品と言えます。

 藤井文化財保護指導員は「江戸時代から脈々と受け継がれた萩焼深川窯の歴史がわかる貴重な資料。ぜひ見てほしい」と今後の抱負を述べました。寄贈された作品は整理され、今年8月頃から数回に分けて企画展が実施される予定です。