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1月20日(金曜日)、長門市三隅にある香月泰男美術館で新しい企画展「画家・香月泰男のことば」が始まりました。
今回の企画展は香月泰男画伯の残したことばに焦点をあて、作品制作時の心境や香月画伯の人間性を残された言葉と作品を通して紹介する内容となっており、油彩画や水彩画、絵付けした萩焼など57作品が展示されています。「闘牛」と題された10点の作品には「もし人間であれば、男であればこんな命の絶ち方もよいではないかと、思われるほど明快な最後である。」と作品に込めた心情が紹介されているほか、館内の壁面にも香月画伯のことばが多く紹介されています。
企画展を担当した中野学芸員は「これまで香月画伯のことばにはあまり注目されてこなかったが、考えさせられることばを多く残している。ことばを通して、香月画伯が惹かれていたものや描いた心情など作品の背景と一緒に鑑賞してほしい」と述べました。
「画家・香月泰男のことば」は4月17日(月曜日)まで開催、開館時間は午前9時から午後5時まで、休館日は毎週火曜日となっています。また、学芸員によるギャラリートークが1月29日(日曜日)、2月26日(日曜日)、3月26日(日曜日)のそれぞれ午前11時から実施されます。