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11月29日(火曜日)、市内で「長門産和牛を食する会」が開催され、大西市長や長門大津農業協同組合日牛部会の会員など約20人が参加しました。
市では、平成26年度から「ながと成長戦略」の一環として、通常30ヶ月前後で出荷する肥育牛を、健康的に延長肥育する取組を行っています。このたび、長門大津農業協同組合肥牛部会の元永博次部会長によって、長門市産の米粉を給餌して育てられた40ヶ月齢+16日の経産牛が初めて出荷されたことから、その肉質や味の変化を検証するために本会が開催されました。
開会にあたり、元永部会長は「現在は『サシの入った肉=良い肉』というイメージがあるが、高齢化の影響もあり、その感覚は消費者の意向とかけ離れているように思う。従来の無理やりサシを入れる育て方ではなく、健康的に長く育てることで、味わい深い赤身肉を生み出し、今後、市のブランド牛『長州ながと和牛』とは違う新たな特産物にできればいい」とあいさつしました。
この日は、大正館とロペの協力により、ヒレ肉のステーキやリブロースの焼き物、ランプのローストビーフやスネ肉のハンバーグなどがテーブルに並んだほか、ロシア料理「ビーフストロガノフ」も提供されました。参加者からは「大変おいしくいただくことができた。取組には興味があり、今後、肥育にかかるコスト面と付加価値とのバランスを考えていきたい」といった感想が聞かれました。