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くじら食文化を後世に

ページID:0014848 更新日:2016年5月28日更新 印刷ページ表示
約50人が出席した総会

約50人が出席した総会
「今後もくじらと長門市の文化を発信していきたい」と大西市長
事務局から事業報告や予算案などが説明される
資料を確認しながら説明を聞く参加者
総会後には「山口県の鯨と現代の捕鯨事情」と題された講演が行われた

 毎年2月3日の「鯨の日」の鯨汁提供、また特別養護老人ホームや保育園・幼稚園への鯨肉提供などにより、くじら食の普及に努めている「長門大津くじら食文化を継承する会」の平成28年度総会が5月28日(土曜日)、市内のホテルで行われました。

 約50人が出席した総会では、はじめに上田俊成会長が「くじらの食文化を、なんとかして後世につないでいかないといけない」とあいさつし、続いて来賓として出席した大西市長が「子どもや高齢者に鯨肉を提供する取組を続けられており、大変感謝しています。今後も、くじらと長門市が持つ文化を発信していきたい」祝辞を述べました。また、一般財団法人日本鯨類研究所の大隅清治顧問は、地域の文化・伝統を語るストーリーを文化庁が認定する「日本遺産」へ、長門市と下関市が持つ「古式捕鯨から近代捕鯨の歴史や文化」を登録するよう強く希望する、と話しました。

 総会では、平成27年度の事業報告や決算報告、今年度の事業計画や予算案、役員改選などの議案が事務局から説明され、いずれも賛成多数で可決されました。総会後には、公益社団法人下関海洋科学アカデミー鯨類研究室の石川創室長から「山口県の鯨と現代の捕鯨事情」と題された講演が行われました。

 長門大津くじら食文化を継承する会では、今年度も引き続き、鯨肉の提供や鯨汁の無料配布、各種イベントへの出店などの取組を行っていくとのことです。