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5月27日(金曜日)、香月泰男美術館のそばにある田で、古代米を使用して絵を描く「三隅田んぼアート」の植え付けが行われました。
これは、農事組合法人「中小野の郷」の協力のもと、長門市地域おこし協力隊三隅地区担当の津田隊員が企画したもので、この日は明倫小学校の4年生から6年生まで約100人が参加しました。飼料米が植えられた田の中に赤米・黒米・緑米の古代米を植え、香月泰男の作品をモチーフに作られるこのアートは、稲の育つ過程で色合いが変わり、変化のようすも楽しむことができます。
児童はまず、飼料米が植えられた約30アールの田に入り、古代米を植える箇所のみ苗を抜いていきました。その後、4年生は「MISUMI」、5年生は「2016」、6年生は香月のおもちゃを描く箇所を担当し、それぞれ古代米の植え付けを行いました。すべての作業を終えた児童は「田んぼの中は気持ちよかった。完成が楽しみ」と感想を話し、津田隊員は「はじめての取組で不安も多いですが、ちゃんと絵になるように、草刈りや害虫対策など管理に励んでいく。今回が成功すれば、来年度以降はさらに複雑なアートにも挑戦していきたい」と話しました。
「三隅田んぼアート」は、8月下旬に見ごろを迎える予定で、10月に計画されている刈り取りまでの間、楽しめるとのことです。