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300年以上続く伝統の鯨回向

<外部リンク> 印刷用ページを表示する 掲載日:2016年4月27日更新
江戸時代より300年以上続けられている鯨回向

江戸時代より300年以上続けられている鯨回向
通鯨唄保存会による通鯨唄の奉納
「鯨を弔ってきた長門のやさしさをブランドにしたい」とあいさつ
地域住民ら約70人が参列し、鯨などの供養を行った
鯨位牌や鯨鯢過去帖、鯨回向、青海島鯨墓などの鯨文化が残る

 4月27日(水曜日)、古式捕鯨で栄えた長門市通地区にある向岸寺で300年以上続く、伝統の鯨回向が行われました。

 鯨回向は延宝7年(1679年)、向岸寺五世の讃誉上人が捕らえられた鯨の回向を行って以来、今日に至るまで継承されており、鯨漁の終わる春に行われてきたことから現在でもこの時期に毎年開催されています。

 向岸寺で行われた鯨回向には地域住民ら約70名が参加。あいさつに立った大西市長は「日本は四方を海に囲まれ、海からの恵みによって生かされてきた。長門市では捕らえた鯨には戒名を付け、供養をするなど感謝と優しさの心をもっており、このような長門のやさしさをブランドにしていきたい」と述べました。その後、通鯨唄保存会が通鯨唄「祝え目出度」「朝のめざめ」の2曲を奉納し、松村賢正住職による読経で鯨への供養が行われました。

 長門市通地区は江戸時代、長州北浦捕鯨の基地として栄えましたが、国指定史跡の青海島鯨墓をはじめ鯨位牌、鯨鯢過去帖など鯨に対する憐みや感謝の気持ちを示す独自の鯨文化を生み出しました。当時の捕鯨の様子や文化はくじら資料館で知ることができます。