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長門市周辺の海域に生息するアカモクを長門市の特産品として普及させようと活動をしている「長州赤もく協議会」が3月29日(火曜日)、アカモクのシードリングストーンを海に放しました。
アカモクは九州から北海道まで広く分布している海藻で、海水の浄化作用が注目されています。食用としても用いられ、アミノ酸やビタミンA、Cやカルシウム、鉄、ヨウ素などのミネラルを多く含んでいます。
今回作成したシードリングストーンは、小石に約80センチ~1メートルの麻ひもを巻き、その麻ひもにアカモクの雄と雌を結んだもので、大津緑洋高校水産校舎や山口県水産研究センターも参加して作成しました。
約500本のシードリングストーンができあがると、大津緑洋高校水産校舎の生徒たちは漁船に乗って油谷湾にシードリングストーンを海中に放しました。海に放すことで、アカモクの生産の安定化や海洋生物の住処である藻場の形成、海水浄化などが期待されます。
長州赤もく協議会は、仙崎漁協女性部、青海島岩ガキ研究会などの団体や企業が設立した協議会で、今後も生産安定化を目指して取り組んでいく、とのことです。