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みすゞさん安らかに~第90回みすゞ忌~

ページID:0025982 更新日:2019年3月10日更新 印刷ページ表示
全国各地から約100人のみすゞファンが参列した

全国各地から約100人のみすゞファンが参列した
みすゞさんの娘ふさえさんが焼香
「多くの方に集まっていただき、みすゞも喜んでいるでしょう」とふさえさん
「これからもみすゞさんの童謡を大事にしていきたい」と矢崎館長
みすゞ少年少女合唱団が澄んだ歌声を披露した

 長門市出身の童謡詩人、金子みすゞの墓前祭が命日である3月10日(日曜日)、遍照寺で執り行われました。今年は90回忌となる年ともあり、金子みすゞさんの長女ふさえさんを始め、全国から約100人が参列しました。

 金子みすゞの菩提寺である遍照寺の倉本優善住職の読経の後、ふさえさんや児童文学作家あまんきみこさん、金子みすゞ記念館の矢崎節夫館長が焼香、続いて参列者全員が焼香し、冥福を祈りました。

 みすゞさんの長女ふさえさんは「全集を発刊した時が55回忌、今年が90回忌ということで、矢崎館長や皆さんのお陰でずっと続けていただき、感謝します。一番みすゞが喜んでると思う。母は昔は遠い人でしたが、今は一番身近に感じます。皆さんのお陰で今日を迎えられたことに感謝しています」と感想を述べました。

 また、矢崎館長は「皆さんのお陰でみすゞさんは生きていると実感できます。作品を書いたから生きていると思います。これからもみすゞさんの童謡を大事にしていきたいし、毎年、皆さんと顔を合わせたい。心からお礼申し上げます」とお礼の言葉を述べました。

 また、この日は金子みすゞ少年少女が「夢売り」「朝と夜」「花のたましい」「わらい」の4曲を披露し、来場者は澄んだ歌声に耳をすませていました。