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狂言を学ぶ

ページID:0010921 更新日:2015年11月20日更新 印刷ページ表示
足の運び方、手の置き方を習う

足の運び方、手の置き方を習う
講師は万作の会
手の握り方は?
実際にやってみる
向津具小学校の児童も参加
 文化庁の巡回公演事業で、文化芸術による子どもの育成事業ワークショップである狂言教室が11月20日(金)、油谷小学校で行われ、菱海中学校全校生徒、向津具小学校6年生、油谷小学校4、5、6年生と教職員あわせて約200人が参加しました。  狂言を指導したのは、人間国宝の野村万作氏が主宰する「万作の会」の高野和憲氏ほか2人で、2月にラポールゆやで行われる公演を前に、狂言の囃子詞や所作を通じて子どもたちの関心を高め、狂言の基礎的な部分の理解を広げるために開かれたものです。  主催した菱海中学校の中原純二校長は、「このワークショップを楽しみにしてきました。2月に行われる公演もうれしくてたまりません。小学校の教科書にも出てくる狂言は日本の伝統的な芸能です。今日はプロのみなさんに心を開いて、目と耳と体で狂言について学んでください」と話しました。  ワークショップでは高野氏が、狂言とは約650年前に生まれ、怖い話やかわいそうな話がある能とは違い、対話劇でユーモラスなやりとりが特徴であることを説明しました。そして、足をこすりながら歩き、大いに笑ってほしい、と指導しました。  生徒たちは、「蝸牛」というテーマの台詞を習い、指導者の声の後に続けて大声を発していました。また、高い声で話すことや、背筋を伸ばして発声するなどのコツについて指導を受けました。  参加した生徒は、「初めて狂言に挑戦して、楽しかったです。2月の公演がとても楽しみです」とうれしそうに話しました。  なお、今回参加した児童・生徒は、来年2月16日にラポールゆやで行われる狂言公演に観客席から参加し、狂言公演を楽しみます。