長門市や萩市、阿武町、下関市豊北町などの沿岸の国・県・市・町の機関、警察・海上保安部・消防・漁協・石油会社・港湾建設会社・海運会社など67機関から構成される、山口県北部沿岸海域排出油等防除協議会が主催する排出油防除訓練が11月19日(木)、仙崎港で行われ、協議会の構成団体の関係者約60人が参加しました。 訓練はまず、海に流れ出た油を処理する薬品についての説明があり、油を薬剤などで拡散させ、バクテリアなどによって分解させて処理することが説明されました。 続いて、海上保安部の巡視船おおみを貨物船に見立て、その貨物船からc重油が流出したという想定で実際の油拡散防止訓練が行われました。訓練では油が流出したことが関係機関に通知、伝達され、すぐさまオイルフェンスを船の周囲に展開しました。そして、油吸着マットを使用して、油を回収する訓練が行われました。また、油分の消滅を促進するため、消防ポンプを活用して海面の油をかくはんし、巡視艇さざんかが油処理剤を散布しました。 同協議会では、いざというときのために、今後も関係機関の連携を強めていくということです。