現在長門市が進めている「仙崎グランドデザイン基本計画」にある「まちなみ整備」について、「みすゞ燦参sun2015」事業を手掛けるみすゞ燦参sun実行委員会が中心となって、地元住民と新しい視点でのまちづくり計画を策定・推進しています。その中で、市外に住む学生や若者の視点からの課題を確認し、意見を取り入れた提案を行うこととなっています。 山口大学の協力により9月12日から4日間、学生による仙崎みすゞ通りの現地調査が行われ、その結果抽出された課題や成果についてのワークショップが9月15日(火)、長門商工会議所会議室で行われました。調査に携わった山口大学の学生と長門商工会議所青年部に加え、大津緑洋高校からも2人の3年生が参加しました。 ワークショップではまず、青海島シーサイドスクエアから金子みすゞ記念館までの人の流れや動線を調査するグループ、みすゞ記念館来館者へのヒアリングをするグループ、みすゞ通りの空家や路上駐車、案内看板を調査するグループの3グループに分かれ問題点を調査した結果の発表が行われました。 このうちみすゞ通りの空家や路上駐車、案内看板を調査するグループの発表では、さまざまな案内看板が汚れている、看板がみにくい、路上駐車がある、詩の札がかけられているが内容と場所が合っていない、などの問題点が出されました。 発表のあと、それぞれのグループで調査の分析と改善方法などについて話し合うワークショップが行われました。ワークショップでは参加者一人ひとりが感じたことを元にどうしたら改善できるのか、課題となっている問題の原因は何か、意見やアイディアを出し合ったりして話し合いました。 最後に、それぞれのグループごとに結果の発表が行われました。おすすめのビューポイントを設定する、空家をギャラリーやゲストハウスとして使用する、漁師町的な料理を提供する、観光のモデルルートを設定する、などの意見が出されました。 今後、これらの意見を元にしてワーキンググループによる協議を行った後に、具体化し形にしていくということです。