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安心して地域で暮らすために

ページID:0010807 更新日:2015年8月28日更新 印刷ページ表示
参加者のみなさん

参加者のみなさん
会議のようす
事例発表が行われる
俵山で取り組まれている黄色い旗が紹介された
 高齢化が急速に進む中、認知症などによって徘徊行動をとった結果、事故による負傷や行方不明といった事件に巻き込まれるなどの事例も見られます。長門市でも、独居高齢世帯や高齢者のみの世帯が増加しており、高齢者が住み慣れた地域で安全・安心な、自立した生活を送ることを支援するための見守りネットワーク(地域包括支援体制)の構築に向けての関係機関会議が8月28日(金)、長門市地域医療連携支援センターで開催されました。  出席したのは大西市長、楠純二長門警察署長、長門市社会福祉協議会会長、長門市民生児童委員協議会会長、長門市老人クラブ連合会長など17人です。  冒頭あいさつに立った大西市長は、「高齢化率が高くなっているこの長門市でも、認知症による徘徊の事例が年々増えており、各関係機関の連携で捜索を行っています。しかし、それよりもまず、行方不明者を出さないことが大切であり、生活そのものを守ろうとする動きも市民協働により重層的に行われています。今日のこの会議で市全体で見守っていく体制が構築できるようよろしくお願いします」と述べました。  また、楠長門警察署長は、「高齢化率が高くなり、徘徊による行方不明や交通事故、うそ電話詐欺、万引きの問題が発生しています。昨年は警察に届けがあった行方不明の事案は22件で、今年はすでに20件と増加しています。発生後すぐに見つけられるなど、この会議が安心安全に資する一助となるように、と願っています」とあいさつしました。  続いて、事例紹介として、市各部署からの発表が行われ、福祉課では「まめかいねネットワーク」の事例を発表しました。この「まめかいねネットワーク」は、住民と接する機会の多い民間事業者の協力を得て、高齢者の世帯の状況を見守るもので、昨年12月にスタート。実際に体調が悪くなった高齢者を発見、救急車による搬送を行い大事に至らなかったことが報告されました。  また、俵山地区社会福祉協議会が行う黄色い旗運動についても発表が行われ、毎朝黄色い旗を掲げ、夕方旗を収める取組みにより、地域での声かけや会話の輪が広がったと報告されました。  市では、今後もネットワーク構築のための情報交換等を行っていきます。