5月3日(日)、俵山の麻羅観音堂で供養祭が行われました。 麻羅観音は、大内義隆の末子が女装して山中にかくまわれていたところを捕らえられ、殺されたことを哀れんだ里人が、社を建立し霊を慰めたことが始まりとされています。そして現在では、子孫繁栄や健康祈願のため多くの参拝者がここを訪れています。 観音堂前の広場では、地元有志による焼き鳥や飲み物の出店、福引きなどが行われました。午前11時から行われた供養祭では、大西市長や笠本県議をはじめ地元関係者が出席する中、能満寺住職による法要が営まれました。この日はあいにくの雨模様で、予定されていた踊りの奉納は中止となりましたが、最後に行われた餅まきは多くの人でにぎわいました。 麻羅観音堂のある下安田区の三浦辰美自治会長は「少子高齢化が進む中ではあるが、地区民一丸となってこの伝統を守っていきたい」と話しました。