節分である2月3日(火)、長門市と下関市の各小中学校では給食に鯨の竜田揚げが提供されました。古代捕鯨から近代捕鯨へ歴史の中で育まれた伝統的食文化を次世代に引き継ごうと、長門市と下関市では、鯨肉を給食に提供しています。今回は、両市で合わせて小学校63校(長門市11校、下関市52校)、中学校28校(長門市6校、下関市22校)と下関市内の幼稚園7園で鯨の竜田揚げが給食として提供されました。 このうち油谷小学校では、全校児童137人が、来賓として磯部副市長、江原教育長、早川くじら資料館館長らとともに給食を食べました。 給食の前に、同校の4年生が川尻での鯨漁を寸劇で再現。また獲った鯨に名前をつけて葬っていたことや鯨がとれるとその村は相当潤っていた、と学習の成果を発表しました。また、金子みすゞの「鯨法会」を4年生全員で暗唱しました。 この日の給食の献立は鯨の竜田揚げの他、みそけんちん汁、小松菜のごま和え、節分豆、ご飯、牛乳で、児童たちは磯部副市長ら来賓と一緒に給食を食べました。