12月7日(金)、県下に誇れる法人を目指して浅層暗渠工事の現地研修会が三隅大竹自治会の水田で開催されました。 県では、地産・地消の拡大や県内食料自給率の向上に向け畑作物の生産拡大を推進し、水田高機能化対策(浅層暗渠)を積極的に推進しています。 そこで今回、長門地域の農事組合法人を対象に浅層暗渠工事の施工方法や作付後維持管理当について長門農林事務所の主催で現地研修会が行われました。浅層暗渠とは、田を重機で掘削することなく地下約40cmの比較的浅い位置にポリエチレン製のシートをパイプ形成機によりブルドーザーにて土中に埋め込むことにより、降雨により田に溜まった水などを速やかに排除することができます。浅層暗渠を施工した田では、降雨による農作物への影響が最小限に抑えることができ、作物の品質、収量の安定化が期待できます。また、平成17年度から19年度に行なわれた実証調査では、浅層暗渠を施工しているほ場が高収量となり、排水の効果が実証されました。 浅層暗渠施工の工事費は、ほ場の形状やにもよりますが1反につき約30万円程度で、国の補助事業等を活用した場合、国、県、市町から95%補助されます。 なお、この補助制度は、農業者戸別所得保障制度の対象作物または地域振興作物を生産する地域が対象で平成25年度より工事施工する予定となっています。