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市長コラム 第18号

ページID:0020215 更新日:2017年9月12日更新 印刷ページ表示

 第18号のコラムは、「第11回全国和牛能力共進会」です。

 全国の優秀な和牛を5年に一度、一堂に集めて、改良の成果やその優秀性を競う全国大会が、9月7日~11日、宮城県夢メッセみやぎ/仙台中央卸売市場食肉市場において開催されました。

全国和牛能力共進会1

 本大会は、雄牛・雌牛の体型の良さなど、改良成果を月齢別に審査する「種牛の部」と、枝肉の状態で脂肪の入り具合などの肉質を審査する「肉牛の部」に分けて審査されます。優秀な成績を収めることで、その和牛ブランドの市場価値が全国的に高まるため、出品する道府県にとっては、まさに威信をかけた大会となっております。

 第1回は昭和41年(1966年)岡山県で開催され、今回で11回目の開催となりますが、出品頭数は、種牛の部330頭、肉牛の部183頭の合計513頭で史上最多の出品数となります。また、出品道府県は39道府県にのぼりました。

 山口県からは種牛の部2頭、肉牛の部5頭を出品され、うち本市からは種牛の部第3区に油谷向津具の永松忠さんの「たけやす号」が出品されました。

全国和牛能力共進会2

全国和牛能力共進会3

 全国大会だけあってとてもレベルが高く、残念ながら上位には入りませんでしたが、大変健闘されました。永松さんは今回が4度目の出品となり、全国的にもベテランの繁殖農家で、本番に向けて牛を仕上げていく匠の技は、心を打つものがあり、大変感動しました。

 また、肉牛の部第8区に出品した岩国ファームと福嶋牧場の牛は、種雄牛が本市出身の牛「勝美」で、全国第3位という輝かしい成績を収めました。この対象牛は、これからの地域を代表する可能性のある種雄牛として位置づけられ、私としても嬉しい限りです。

 今後本市では、今回の結果を基に、次世代に託せる牛の選抜を行い、繁殖、肥育両面から生産効率を向上させ、安定した和牛経営ができる仕組みづくりに力を注いでまいりたいと考えております。

全国和牛能力共進会4

 次回の大会は5年後、鹿児島県での開催となりますが、本市の牛の活躍を期待したいと思います。

 最後になりましたが、今回出品された永松さんには、これまでの育成にかかったご苦労と長丁場の大会を無事終えられたことに対し、大いなる敬意を表したいと思います。


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