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市長コラム 第10号

ページID:0017569 更新日:2017年1月19日更新 印刷ページ表示

第10号のコラムは「3市(長門市・下関市・美祢市)合同防災図上訓練」です。

  1月17日(火曜日)、ルネッサながと・アリーナにおいて、陸上自衛隊をはじめ、仙崎海上保安部、長門警察署、県の出先機関等の防災関係機関からも参加いただき、3市(長門市・下関市・美祢市)合同防災図上訓練を実施しました。

市長指示による防災訓練の様子

 昨年4月に発生した熊本地震をはじめ、近年は日本の各地で大規模な地震が発生しています。また22年前の今日は、あの忘れることのできない阪神・淡路大震災が発生した日でもあります。

 10回目となる今回は、山口県西部を震源とする大地震が発生し、長門市でも最大震度6弱を観測、油谷地区を中心に建物倒壊や土砂災害等の被害が多数発生したという想定のもと、全参加者がヘルメットを着用し訓練に臨みました。

ヘルメットを着用し防災訓練に臨む

 訓練では、時間の経過とともに、様々な被害状況がカードで各対策部に示されます。各対策部では、示された被害状況を地図に書き込むなどして状況を分析、どういった対応が必要か検討し、人員不足等により支援が必要な場合には即座に他部署へ応援要請を行うなど、机上といえども実態に即した活動方針を決定していきます。訓練途中、突然会場内に緊急地震速報が流れ、私も瞬時に机の下に隠れ身を守りました。また訓練冒頭には、衛星回線を使っての下関市からの応援要請を受け、「災害時相互応援協定」に基づく応援協力体制の確認も行うことができました。

自衛隊との情報共有による防災訓練の状況

 今や、いつどこで大規模災害が起きてもおかしくない状況となっています。災害の発生を想定し、その時にどのような対応が必要なのかを常に考え、その対策を整えておくことは、私たち市職員ならびに防災関係機関の重要な使命であり、職責であります。いざ災害が発生すれば、私たちのもとには多様な情報が入ってきます。入手した情報を冷静に分析し的確な対応をとっていくためには、このような訓練の積み重ねが重要となります。訓練終了後の全参加機関による検証会では、各防災関係機関の連携と情報の共有、また活動現場での役割分担の必要性など多くのご意見も頂きました。

消防職員による防災訓練

 災害が発生した時、何よりも人命を第一とした対応が最優先です。そのためには、防災関係機関の連携はもちろんですが、地域の皆様、特に自主防災組織と速やかに連携がとれるよう体制を整えておくことが重要であろうと思います。

 災害は起こらないことが一番ですが、起こり得るんだという意識を常に持ち、こうした訓練を通して、防災力のさらなる向上に努めてまいりたいと思います。


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