本文
第2号のコラムは、「湯本温泉の再生」です。
4月25日、湯本温泉マスタープランの中間報告会を開催しました。
すでにご存じの方もあるかもしれませんが、湯本温泉の観光地としても魅力をアップするため、そのデザイン計画の作成を、星野リゾートに業務委託しています。
委託期間は28年1月から6月末までで、25日は、星野リゾートの星野佳路代表自らが来られ、プレゼンテーションを行われました。
その内容を若干紹介しますと、
(1)具体的な目標設定として、「にっぽんの温泉100選」で、長門湯本温泉の順位は現在86位。これを10位以内にすることを目指す。
(2)自然の中にあって、魅力的な温泉街を作りこんでいくために必要な要素が六つある。「お風呂(外湯)」「食べ歩き」「文化体験」「そぞろ歩き(回遊性)」「絵になる場所」そして「休む、佇む場所」。これらの要素を、現在あるものを活かし、どう作りこんでいくか。また、新しく作り、仕掛けをしていくか。
(3)日本の旅は、季節の移ろいを感じさせること。旬なものを作っていくことが大切。
(4)オフ・シーズンをいかに解消するか。年間を通して弱いものをなくすこと。
(5)マスタープランを実現したときには、トップ10に入れる。
また、六つの要素についてそれぞれ提案もありました。
最終報告は6月末に提出されますが、私は「86位を10位以内にする。」という固い決意をみんなで共有し、行政と地元、事業者等が一緒になってマスタープランの実現に向け、取り組んでいこうと思っています。
合わせて、星野リゾートの温泉旅館ブランド「界」による宿泊施設の進出に係る協定の調印式も、同日、村岡県知事立会いのもと、行いました。
開業の時期は、「平成31年(2019年)中」となっていますが、平成31年の春には開業していただきたいとお願いしたところです。
これら星野リゾートによる宿泊施設を含め、マスタープランを実現することで、交流人口の拡大、まちの活性化が格段に進んでいくものと思っています。チームながとで、一緒になって、「にっぽん温泉100選」における長門湯本温泉の「10位以内」を実現させましょう。